ハンマーズBLOG

最近は関西方面の通販が増えてきました。

関西方面といえば今月末に大阪ショットショーがありますね。

ハンマーズも出店予定なのでよろしくお願いしますね。



私は生まれは東京ですが、育ちは大阪です。

ですので東京の人と話す時は標準語、

関西の人と話す時は関西弁、

アメリカ人と話す時はルー大柴みたいと

マルチに話し方が変わります。


まあ話し方なんてどーでも良いんですが

育ちが手伝ってか、同じ業界内でも関西に

仲良しさんが多いんです。


装備屋さんや明日香さん達とはイベント会う度に

一緒に飲む仲間になってもう長いですが

それ以上に昔から知っている業者さんがいます。


思い出話をしましょう。


中学生の頃、私は大阪の枚方市という

大阪と京都の中間地点あたりに住んでいました。

その頃からエアガンオタクで、同じ学校の仲間とサバゲして

遊んでいました。まあサバゲじゃなく「撃ち合い」と言った

方が自然かも知れません。

その頃に週に一度は通ったエアガンショップがあります。

京阪乗る人お京はん、の京阪電車の枚方駅から

三つ目か四つ目でしたか、寝屋川という駅があります。

その駅を降りて子供の脚で２０分ほどの場所に

その「むげん」というお店はありました。



マルゼンのＫＧ９やＵＺＩ、タカトクＳＳ９０００が幅を利かせている

その時代、まだポンプアクションが流行る前のお話です。

お店のショーケースにズラリと並ぶエアガンモデルガンを

私は後ろのガンプラジャマだな、と思いながら熱い眼差しで

眺めていたものです。

常連だったとはいえ中学生の身分です。高価なエアガンを

そうそう買えるボンボンでなかった私は、さぞかし営業の

邪魔だったでしょうに、その頃の店長さんは嫌な顔ひとつ

せずに友達のように接してくれました。


そしてあるとき、私にとって大事件が起こりました。

愛読書コンバットマガジンに

フルオートでＢＢ弾が発射出来るエアガン

ＪＡＣバトルマスターⅡ　スターリングＬ2Ａ3

が新発売！

と大きく発表されたのです。



え？

フルオートでＢＢ弾が出るのが

なんで大事件なのかって？





ハン！こわっぱが！！

青い！真っ青だぞ小僧！！



それまでフルオートでＢＢ弾が発射出来るエアガンは

存在こそしていましたが、サバゲで使えるものではなく

当事サバゲ最強の存在といえば近距離はＭＧＣのＭ９３Ｒ、

遠距離はＳＳ９０００と相場が決まっていました。

友人のポンプアクションＫＧ９（むげん悪魔カスタム）、Ｍ９３Ｒに

コクサイのスーパーウェポンシリーズのＸＭ177Ｅ２や

ＳＳ７０００で立ち向かい何度も苦汁をなめさせられた

私ですが、これを買えば一気に形勢逆転です。


発売日当日、コツコツと貯めたお金と、足りない分

コツコツとママンの財布から抜き取ったお金を

足した約３万円を持って、お店に向かいました。

あ、ママンには後でバレてコッテリ叱られましたが。


店長さんは

「お、来たな。入荷してるで、スターリング」

「君がスターリングのお客さん第一号や」

と喜んでくれました。


フルオートという強力無比な武器を手に入れた私は

連戦連勝、無敵モードの快進撃です。本当に二次戦初期の

ドイツ軍の電撃作戦は圧倒的だったんだろうな、と子供心に

感心したくらいです。「卑怯やー」とも言われましたが、もはや

同級生で私に太刀打ち出来る者はいなくなっていました。


そこで店長さんは

「スターリング持ってるんやったら本格的なサバゲチーム

入ったらどないや？紹介したろか？」

とあるチームを紹介してくれました。


ここから私のサバゲ人生は始まったと言っても

過言ではありません。


ああ、サバゲはなんて楽しいんだ。

僕にとってこんなに楽しい時間を過ごせるのは

みんな店長さんのおかげです。


でも楽しい時間は長くは続かず、高校受験のため

サバゲは禁止され、東京に引越すなどしばらくは

サバゲとは離れた生活が待っていました。



それから時は流れ、趣味ではなく仕事として

この業界に身を置くようになりました。

立川アングスに勤めたとき、あの中学生のときから

実に１５年近い年月が経っていました。そしてアングスが

大阪ショットショーに参加したときの事です。


するとそこにはあの大阪むげんも出店していました。

もしかしたらあの店長さんもいるのかな？

でも１５年も前の話だ、とっくに辞めて

いなくなっているだろう。

そう思っていた私の目に、なんとも懐かしい顔が

映りこみました。



ちょっと老けたけど間違いない、あの店長さんだ！


なんという事でしょう！

あのお世話になった店長さんがそこにいるではありませんか！

でもこちらにはまるで気付いていません。

そりゃそうだ。毎週顔会わせてたとはいえガキんときだ。

今はオヤジになって顔も身体も全然違う。

正体を話したら喜んでくれるかなぁ？

なつかしい話で盛り上がったりして。

そんな期待を胸に抱きつつ、私はその店長さんに

実に１５年ぶりに話しかけます。



ここからはその感動の再会を

会話形式でお送りします。

　　　　　↓



こんにちは、アングスの渡辺です。


「ああ、お世話になってます」


あのう、もうむげんさんで長い方ですよね？


「ハイ」


２０年くらい前に寝屋川のむげんさんによく

寄らせてもらってたんですけど、その時から

いらっしゃいますよね？


「ああハイ、いますよ」


ああ！やっぱり！

僕はそんとき中学生だったんですけど、毎週のように

入り浸った常連だったんですよ。なつかしいなあ！



「・・・・そうなんですか？」



そうです！そうです！

この顔に見覚えはありませんか？













「イヤまったく」




即答。





・・・いやいやいや！

そうそう、あのＪＡＣのスターリングが出たときに

一番に買いに行ったんですよ！ほらよく貯金して

来たって褒めてくれたじゃないですか！

覚えてませんか？！













「覚えてませんね」





あるぇー？




あ、あれ？おかしいな？

感動の再会はドコに？


オレなんか嫌われるような事したかな？

でもそんな覚えないし・・・



そうだ！○○ってサバゲチーム紹介してくれたんですよ！

○○の加藤（仮名）さん覚えてませんか？日本兵の格好した！



「ああ！加藤（仮名）君ね」



やった！思い出してくれた！

そうだよ！忘れるはずがない！

だってあんだけ通ってたんだから！


よく加藤（仮名）さんのバイクの後ろに乗って

サバゲに連れていってもらったんですよ。

帰り眠くて落っこちそうになって、何回も引っ叩かれた

話で、店長さんよく笑ってましたもん！

やっと思い出したでしょー？！















「加藤（仮名）君は覚えてるけど


紹介なんかしたっけ？」








あっるぇー？？






まったく？

まったく覚えてません？





「うん、まったく」



そ、そうですか。お忙しいところ失礼しました。






・・・・





あれー？






なんでしょう？この喪失感。


人の記憶に残らないという事は

ちょっと悲しくなるものなんだな、

と人生のお勉強をした

なべやんです。こんばんは。



これは後日談なんですが、当事寝屋川の手前に香里園という

駅があり、その駅前に「ワルツ堂」というエアガンやラジコン扱う、

今にも潰れそうな小さなお店がありました。

私はむげんを知る前はそこに入り浸っていたのですが、

なんとむげんの社長さん（店長さんとは別人）も

そこに入り浸っていた事が発覚！

あまりの懐かしさに話が大いに盛り上がったのは

言うまでもありません。ああよかった。




さてさて、ここから本題ですよ！

ＬＣＴからＡＭＤ‐６５やらその他のパーツが入荷しました。

その中にＲＰＫのリアサイトがあります。



今までＲＰＫリアサイトのレプリカは決して
満足出来る製品がありませんでしたが、今回の
ＬＣＴのリアサイトはどうなんでしょう？

また実物と比較させようっていうよくある企画ですわー。



写真向かって左がアーセナル実物、右がＬＣＴレプリカです。

同じスチール製といっても質感はやはり実物の方が
良いですね。ただこのレプリカ、ロシア製をよく再現して
いて、ダイヤルの動きやアジャスターのクリック感など
決して安っぽくありません。ちょっとキレイすぎるので、
使うほどにリアルさを増すのではないでしょうか。




裏面の比較。同じく左が実物、右がレプリカです。

裏面も手を抜かずちゃんと刻印が入っています。
皆さん以前アラブログさんが教えてくれた、なんで裏に
表示が入っているかを覚えていますか？

正解は
「マシンガンは基本的に射撃を伏射姿勢で行うので、
照準距離を確認するのに、いちいち上から見直し
たりしなくても、伏せたままリアサイトを持ち
上げれば確認できるから」
ですよー？

この点からも今までのレプリカは裏面には表示は
入っていなかったので、高評価ですね。

なべやんとしては、このちゃんとアジャスタブルして
リアルなサイトが￥5000程度とは良い商品だと思います。

実銃でノーマルのリアサイトは左右の調整が出来ないので、
通常のＡＫにこのＲＰＫのサイトに乗せ代えて使っている写真も
たまにありますよー。ちょっとマニアックな楽しみ方ですね。


まあ今回はこんなところでしょうか？

次回はＡＭＤ６５の実物比較なんてのも
やってみましょうかね。


ではでは～